ARBルーフテントの魅力と特徴を徹底解説!おすすめモデルもチェック!
ルーフテントを色々調べてると「ARBのルーフテントが良いよ」って声をよく聞くんだけど、実際どうなんだろ~??
確かにARBのルーフテントはよく聞くけど
「どこのブランドなのか?」とか
「テントは本当に良い物なのか?」とか
分からないことが多いよね!
実際にARBのルーフテントを使ってキャンプをしている僕が詳しく解説します!
この記事を読めばARBルーフテントの特徴やメリット
種類や使い方、おすすめモデルまでわかるので最後までご覧ください!
目次
ARBルーフテントとは?
まずはARBとルーフテントについて、解説していくね!
ARBとはオーストラリア発祥の4WD(四駆)関連製品メーカーであり、ルーフテント、バンパー、スキッドプレート、リカバリーギア、電装製品、スライド式収納ボックス、冷蔵庫などのオフロード向けアクセサリー製品を製造販売しています。
主に、トヨタやジープなどの4WD車に搭載することを想定した製品が多く、オーストラリアや北米などで人気があります。
ARBは、1975年にオーストラリアのメルボルンで設立され
その後世界中に拠点を展開し、現在はアメリカやヨーロッパ、アジアなどでも製品を販売しています。
多くの製品にはARBのロゴが刻印されており、オフロード愛好家たちの間で人気があります。
ARBルーフトップテントは4WDとオフロードの専門メーカーが作ったルーフテントなので世界中に愛用者がいて信頼されているアイテムです。
ARBルーフテントの特徴とメリット・デメリット
ルーフテントのメリットってどんな事があるの?
ここでは特徴とメリットを紹介していくね!
あとは実際に使っていて感じるデメリットもあるからそこもきちんと伝えるね!
ARBルーフテントの特徴とメリット
簡単な設営と撤収
まず一番の特徴でありメリットはテントの設営&撤収がめちゃ楽だという事です。
通常のテントだと、グランドシートの設置やフレームの組み立て、ガイロープやペグダウン等
結構な労力を使っての設営になるのですが
ARBルーフテントは簡単な作業で設営が出来ます。
僕が実際に使っているARBルーフトップテント【フリンダース】で実際に設営と撤収を行ってみます!
設営手順は下記の作業で行います。
①カバーのチャックを空ける
②マジックテープのバンドを二か所外す
③梯子を引き延ばす
④テントを展開する
⑤ゴムバンドを4ヵ所外す
⑥フレームを2ヵ所引き延ばす
⑦エクステンションバーを6ヵ所設置
⑧完成
今回の設営で時間を測ったところ約6分で設営完了しました!
これだけの作業で設営が完了するので
通常のテントでかかる設営ストレスが大幅に減ります!
風が強い日や天候によってはガイロープでペグダウンするか、室内の梯子側に重りを乗せて
強風でテントが持ち上がらないようにする必要があります。
撤収作業においても展開作業を逆から行うだけなので
とても簡単で、撤収時間の削減に繋がります!
撤収作業は下記の手順で行います。
①エクステンションバーを六ケ所外す
②伸縮フレームを縮める
③ゴムバンドを取り付ける
④テントを折りたたんでしまう
⑤梯子をしまう
⑥マジックバンドを留める
⑦チャックを閉める
⑧完成
モデルによって多少作業の違いはありますが
大まかにはこの様な設営方法と撤収方法となります!
安全性の向上
次のメリットは安全性が向上するという事です。
車両の屋根に設置されるため
地面の凹凸や水たまりの影響を受けず、安定した設置が可能です。
また、地面から離れているため、野生動物や昆虫からも守られます。
例えば、キャンプサイトに到着して肝心なところに凸凹があるとか、前日の雨でサイトがビシャビシャで大変な思いをするなど、そういったストレスも無くなります!
また、僕自身もキャンプでヒルや猪に襲われた経験があるので就寝中の野生動物や虫の襲撃には恐怖があります。
ルーフテントにも梯子があるため確実に安全とは言えないですが、通常のテントよりは安心して就寝できます。
快適な就寝スペース
ARBのルーフテントはテントとは思えない程の快適な寝室となります!
高密度フォームマットレスが標準装備なので快適です。
地面の凸凹や湿気を拾わないので、そのままでも快適ですが
僕の場合はその上にラグマットを敷いてます。
汚れた時の洗濯や掃除が楽になります!
また、家族で使う場合も2~3人で就寝可能です。
僕の家では狭いですが大人二人+子供二人の家族4人で使ってます!
簡単に設置できる取り付け方法
ARBルーフテントはルーフラックやベースキャリアが取り付けられている車であれば基本的にはどんな車種でも取り付け可能です!
ルーフラックに取り付ける場合
ベースキャリアに取り付ける場合
どちらに取り付ける場合も画像の様に金具で挟み込むだけなので、簡単に取り付けが出来ます!
苦労するところはテントの重量が重いので、ルーフやキャリアの上に載せる時と
金具のボルトを締めるときに作業スペースが狭い事です!
車種によっては耐荷重が足りない場合があるので注意が必要です!
取り付ける車両が、ルーフテントの取り付けが可能かどうか?車両メーカーに確認しましょう!
ARBルーフテントのデメリット
次は実際に使っていて感じるデメリットをお伝えします!
テントを設営したら車が動かせない
キャンプ地での最大のデメリットはテントを展開したら車を動かくのが難しくなる事です!
ARBルーフトップテントはどのモデルも
折りたたみ式で展開すると梯子で片側を
支えるイメージとなります。
そのため、多少の移動でも梯子を誰かに支えて貰いながらじゃないと車が動かなくなります!
こんな感じで一人が梯子を支えて
1人が車を動かす感じで少しの移動は行ってます。
あとは、キャンプ場から車での外出が出来なくなります。
近くの観光地に行ったり、温泉に行ったりとテント展開後は車での移動が制限されます!
もちろんテントを収納すれば行けますが、
一度展開するとキャンプ中の収納は面倒なので基本やらないです。
テントだけなら良いのですが、オーニングやキャンプギアも広げているので
基本出来ないと思った方がよいです!
立体駐車場や高さ制限がある所は入れない事がある
二つ目のデメリットは立体駐車場や高さ制限のある場所に入れない確率が高いです!
ルーフの上にテントが設置されるので車高が高くなってしまうためです。
基本的にルーフテントは
ルーフラックやベースキャリアの上に取り付けるので
車の車高が20cm~30㎝程高さが増してしまいます。
そのため、普段から立体駐車場を利用する方や高さ問題が想定される方は注意が必要です。
ご自身の車の車高をきちんと把握して、問題のない高さに収まるモデルを選択するのが良いでしょう!
ARBルーフテントの種類と選び方
続いてARBルーフトップテントの種類と選び方のポイントを解説いていきたいと思います。
ルーフテントの種類
ARBルーフテントの種類は大きく分けてソフトシェルのテントとハードシェルのテントがあります。
現在販売しているのは3種類なので、それぞれの特徴を見てみましょう!
エスペランス ルーフトップテント
こちらのテントの最大の特徴はハードシェルのケースと販売モデルの中で一番の展開の早さです!
テントの設営は、カバーのクランプを外して持ち上げ、引き手を使ってテントを広げるだけです。
ガスダンパー付きの開口部なので女性の方でも楽々展開可能です!
ラダーは伸縮式で内部に収納されるので、持ち運ぶ必要もなく便利です。
就寝時に大切なマットは、厚さ4cmの高密度スポンジに、ポリエステルピーチスキンのキルティング加工を施したマットレスカバーを装備し、取り外して洗濯することが出来るので、キャンプなどで汚れた時も安心です。
このマットレスカバーは触り心地も寝心地も最高です!
また、雨の時も安心して使用するために、キャンバスはポリコットンの難燃素材で2000mm耐水のシルバーコーティングがしてあります。
垂れ幕は取り外し可能な難燃キャンバスを使用し、3000mm耐水のシルバーコーティングで中々の耐水です。
テント内にはLEDライトやポケットも多くあり
小物が多いキャンプでは重宝します。
収納時はこんな感じです!
ハードシェルなので見た目もスタイリッシュです!
この中に梯子も入ってます。
背面からはこんな感じです。
続いて真横の写真です。
ARBのルーフテントでは一番最新のモデルで、唯一のハードシェルとなります!
収納時の寸法 1220㎜(幅)×1520㎜(長さ)×330㎜(高さ) |
展開時の寸法 1520㎜(幅)×2000㎜(長さ)×1200㎜(高さ) |
重量 乾燥重量で約56kg |
収容人数 大人2人、子供1人 |
テントの制限重量 500kg |
ラダーの制限重量 150kg |
ルーフラック・クロスバーの必要仕様 ルーフラックとクロスバーの制限荷重は75kg以上である事。クロスバーの設置間隔は76cm以上で、高さが4cm以下である事。車の制限荷重は車両メーカーに問い合わせ。 |
シェル素材 ABSとアクリルの複合素材 |
マットレス 4cm高密度スポンジ |
マットレスカバー 3層キルト ポリエステル ピーチスキン |
レインカバーの生地 PU300㎜、UV50+、PU+銀メッキ、オックスフォード、210デニール、難燃性素材 |
メインテントの生地 PU300㎜、UV50+、PU+シルバープレーティング、ポリコットンキャンバス、200g、難燃性素材、耐水圧2000㎜ |
メッシュ ポリエステル100%、50g/m2、68デニール |
動画でも展開方法やレビューをしているのでご覧ください!
フリンダース ルーフトップテント
こちらのテントの特徴はソフトシェルのカバータイプですが、ジッパー付きのカバーを取り外す必要がないため、設営と撤収が簡単です。
通常はソフトシェルのカバータイプですとカバーを取り外して展開するモデルが殆どですが
こちらのモデルはその手間が無いため素早く簡単に展開可能です!
価格と使いやすさのバランスが一番良いモデルだと個人的には思うので、おすすめのモデルとなります。
また、テント上部に装備されたラダーは取り外し可能で、ラダーを取り外せば全高が200mmと低いため、走行時の空気抵抗も少なめで、車の車高も他モデルと比べて低く抑える事が可能です!
テント収納時はこんな感じです!
正面からの見た目はこんな感じです!
後ろからの見た目はこんな感じです!
展開時の寸法(内寸) 1400㎜(長さ)×2400㎜(幅)×最大1200㎜(高さ) |
展開時の寸法(外寸) 1400㎜(長さ)×2400㎜(幅)×1400㎜(高さ) |
収納時の寸法 1400㎜(長さ)×1200㎜(幅)×200㎜(高さ)(ラダー装着時300㎜) |
重量 乾燥重量で約56kg(梯子含む) |
キャンバス 300gsmポリコットンリップストップキャンバス(耐水圧1000㎜)&420Dオックスフォードポリエステル(サンルーフ&ウィンドオーニング用)紫外線&防カビコーティングを施しテントの耐久性を向上 |
外側グレーカバー 600gsmヘビーデューティーPVCカバー、カバーは設営時も取り外す必要なし |
ネット 全ての窓にネットを装備。蚊や昆虫の侵入を防ぎます。 |
窓 ドアエントリー×1+側面窓×3+天窓×1+全天候型換気口×1 |
縫い目 内側にシームシールを施し、テンションがかかる部分にはバータックステッチを施しています。 |
ジッパー Self-repairing コイルファスナー |
ベース ABSラミネートアルミニウム内部フレーム |
フレーム 金属製カムロック内蔵25㎜径フレーム |
ラダー アルミニウムスライディングラダー(最大荷重 120kg) |
照明・電源 300ルーメンLEDトーチランプ、USB電源×2(2.1a):12Vシガーソケット(5m延長配線付き) |
マットレス 厚さ50mmの高密度マットレス |
小物入れポケット テント室内に4つ装備 |
動画でも詳しく解説してますのでご覧ください!
シンプソン3 ルーフトップテント
こちらのテントは、2番目に紹介したフリンダース同様でソフトシェルのカバータイプとなります。
特徴としましては、部屋のように梯子周りを覆う事の出来るアネックスやひさしが付いた全天候型の出入り口で、悪天候に強い仕様となっています。
展開方法は大まかにはフリンダースと似ていますが
カバーを取り外さないと展開できないのが悩みどころです
カバーはバンドとマジックテープで簡単に外す事は出来ます。
撥水性を備えたフライシートで全体を覆えるので雨でも安心です。
展開時テントサイズ 1400mm(幅) x 2400mm(長さ) x 1300mm(高さ) |
収納時サイズ 1450mm(幅) x 1250mm(長さ) x 400mm(高さ) |
総重量 81kg (はしご含む) |
高品質な防水ポリコットンのリップストップキャンバス生地で製造(耐水圧1,000mm) |
優れた撥水性を備えたオックスフォードポリエステルフライシートを装備 |
出入口を覆いかぶさる庇(ひさし)が付いた全天候型の出入口 |
快適さと耐久性を高めるため、厚さ6.5cmの高密度フォームマットレス(取り外し可能なカバー付き)を装備 |
優れた防虫ネットを装備したベンチレーションと出入口 |
アルマイト仕上げ(陽極酸化処理)のアルミ製の引き込み式はしご(ラダー) |
シュラフやブランケットなどの寝具はそのまま中に(テントと一緒に畳んで)収納できます |
悪天候時にはキャンバスウィンドウシャッターがテント内を保護 |
すべてのアルミニウム部品は、耐食性と外観を改善するためにアルマイト処理(陽極酸化仕上げ)が施されています |
ルーフテントの選び方&おすすめモデル
種類は分かったけど、どれを選ぶのが良いんだろう?
3種類のテントがどんな人におすすめなのかを説明するね!
まずテントの使用人数ですが
使用人数はどのモデルも2~3人で使うのがベストだと思います!
私の家では家族4人でフリンダースを使う事もありますがかなり狭いので快適とは言えないです!
大人数でキャンプをする方には通常の大型テントの方がいいかと思います。
次に使用環境や用途によって選ぶモデルが異なってくるので下の表で個人的な順位を決めてみました。
あくまでも個人の意見となります。
設営と撤収をとにかく楽にやりたい | 1位 エスペランス | 2位 フリンダース | 3位 シンプソン3 |
駐車場問題などで高さをおさえたい | 1位 フリンダース | 2位 エスペランス | 3位 シンプソン3 |
重さが軽く空気抵抗の少ないモデル | 1位 エスペランス | 2位 フリンダース | 3位 シンプソン3 |
耐水圧が高いモデル | 1位 エスペランス | 2位 フリンダース | 2位 シンプソン3 |
悪天候でも安心 | 1位 シンプソン3 | 2位 エスペランス | 3位 フリンダース |
価格が安いモデル | 1位 フリンダース | 2位 シンプソン3 | 3位 エスペランス |
設営と撤収をとにかく楽にやりたい人には
やはりエスペランスがおすすめです。
カバーのクランプを外して持ち上げて引手を使ってテントを広げるだけなので一番簡単で早いです!
フリンダースはカバーのチャックを外せば同じように展開できるので2位となりました。
シンプソン3はカバーの取り外しがあるので3位にしました。
設営と撤収が簡単であるという事はルーフテントを選ぶうえで最重要だと思っています!
ここが手間に感じると使わなくなってきたり、手軽に展開して一休みしようなどと思わなくなってしまうかもしれませんので、注意が必要です。
立体駐車場や車高を気にされる方は、梯子が取り外せてコンパクトなフリンダースがオススメです!
梯子無しで高さが200㎜と低く抑えられています!
ルーフテントを取り付けると車の重心が高くなるので出来るだけ軽くて空気抵抗の少ないモデルが良い人はエスペランスが良いです!
フリンダースと重量は変わらないですが、空気抵抗の問題でエスペランスに軍配が上がります!
シンプソン3は3種類の中では一番重量が重く高さもあるモデルです。
雨での耐水圧では2000㎜のエスペランスがスペックが高く、他の2モデルは1000㎜となっていますが
実際に悪天候で使い勝手が良さそうなのは
アネックスやひさし、フライシートが大きいシンプソン3に軍配が上がりそうです。
価格に関してはエスペランスが一番高く、シンプソン3、フリンダースと続きます。
上記のポイントを総合的に考察し、あなたのニーズや予算に合ったARBルーフテントを選び
キャンプやオフロード旅行をより快適に楽しむために、最適なルーフテントを選びましょう。
ARBルーフテントの活用アイデア
ARBルーフトップテントを活用したキャンプの様子がいくつか動画であるので是非ご覧ください!ルーフテントを使ったキャンプイメージの参考になれば嬉しいです!
まとめ
今回の記事では、ARBルーフテントの魅力と特徴について詳しく解説しました。
まず、ARBルーフテントはオーストラリア発の高品質なルーフテントであり、4WD車やSUVなどに設置して使用することができ、防水性が高く、強風や雨天にも安心して使用できるため、アウトドアやキャンプに最適なアイテムです。
また、ARBルーフテントは、3~4人程度の人が寝れるサイズがあり、ハードシェルタイプとソフトシェルタイプがあります。
自分に合ったタイプを選ぶことが大切です。
ルーフラックやベースキャリアに固定する方法が一般的で、使い方も簡単でカバーを開けて展開するだけで使用できます。
最新のモデルは、より快適なホームスペースを提供するように改良され、設置や収納のしやすさが向上しています。防水性能を備え、デザイン面でも進化し、より使いやすくなっています。
また、高品質かつ耐久性があり
アウトドアやキャンプに必要な機能が充実しています。
アウトドアを楽しむ方には、ぜひARBルーフテントの利用をおすすめします。
四駆のカスタムパーツやオリジナルグッツを販売しているので
在庫確認や気になる事はお気額にご相談ください!